ハードコンタクトは1枚当たりの値段は高め
ハードコンタクトは1枚当たりの値段は高め
ハードコンタクトとソフトコンタクトの違いは5つ(素材・サイズ・見え方・乱視矯正能力・寿命)ありますが、ハードレンズは光学性に優れた性能を持ち良好な視力が期待できる、見え方にも軍配が上がります。ただ、ハードコンタクトは瞬きすると目の中で大きく上下に動くので慣れるまでは見えにくいと感じる人もいます。これに対してソフトコンタクトは瞬きしても大きくレンズが動くことはありません。乱視矯正能力による違いですが、これが可能なソフトタイプは乱視用レンズのみで、ハードタイプは近視用や遠視用などでも乱視矯正が可能です。仮に、近視用や遠視用のハードレンズで乱視の矯正が十分にできないときは、専用のハードレタイプが推奨されるケースもあります。寿命はハードとソフトで異なりますが、種類にもよりますがソフトは1日から1か月で、ハードコンタクトは開封後2~3年です。これは適正な使い方や正しいケア方法でメンテナンスした場合になりますが、長期間利用できることが分かるのではないでしょうか。ちなみに、ハードコンタクトは長期間使用できる種類で1枚当たりの値段は高めですが、長期的に考えると経済的といわれています。
酸素透過率が高いハードコンタクトは目に優しい
ハードコンタクトは酸素透過率が高い製品が主流といった特徴がありますが、酸素透過率はコンタクトレンズがどのくらい眼まで酸素を通すことができるかを示す指標になるものです。目の表面にある角膜部分にも細胞が多数存在していて呼吸しています。コンタクトを装用することは眼に蓋をしているのと同じようになるため、酸素供給が悪いものを長時間使うと角膜に酸素が行き届かなくなり眼の負担をかけてしまうことになります。しっかり酸素を届けることで眼の負担を軽減し、視力の矯正に役立てることができることもハードコンタクトの特徴です。ちなみに、ハードコンタクトの装用状態ですが今までソフトコンタクトを使っていた人がハードタイプに切り替えるとレンズそのものが硬い構造になってためゴロゴロした装用感になるなど、使いにくく感じる人も多いのではないでしょうか。ただ、ゴロゴロ感は1週間前後で慣れてくるのでそれ以降はソフトタイプと同じような感覚で利用できます。